RSIフィルターをやめた理由|疑うべきは損切りの幅だった
RSIは「その株、買われすぎていないか」を0〜100の数字で見る指標です。以前このブログでは、うちのスクリーナーがRSI75を上限のフィルターに使っていると書いていました。今の条件には入っていません。この記事は、そこに至るまでの記録です。
何を表している数字か
直近の値動きのうち、上げがどれくらいの割合を占めるかを0〜100で表したものです。70〜80より上なら買われすぎでそろそろ反落するかも、30より下なら売られすぎ、真ん中の50前後はどちらでもない。教科書的にはそう説明されます。
75を上限にしていた理由
当時のルールでは、RSIが75を超えた銘柄は買い候補から外していました。理由も書いてあります。上がりきった株を高値でつかむと、買値から−3%の損切りにすぐ引っかかるから、というものでした。
読み返すと、この理由づけ自体に問題がありました。「損切りに引っかかりやすいから買わない」ではなく、そもそも損切りの置き方を疑うべきだったのです。
疑うべきだったのは損切りのほうだった
出口の条件を10年分で比べました。当時の「買値から−3%で損切り・+8%で利確」と、今の「直近高値から10%下げたら撤退」を、同じ銘柄・同じコスト前提で回しています。
結果は、−3%/+8%が10年で−92,896円、今のやり方が+56,673円でした。狭い損切りは成績を悪くします。値動きのブレを確定した損に変えているだけで、そのうえ売買のたびに往復のコストを払うからです。
RSI75というフィルターは、狭すぎる損切りの副作用をよけるために置かれていた条件だったわけです。損切りのほうを直せば、この条件を置く理由もなくなります。
RSI単体では測っていない
正直に書いておくと、RSIを入れた場合と外した場合だけを比べる検証はやっていません。ルールを組み直す過程で、条件そのものが入れ替わりました。だからこの指標が効かないと証明したわけではなく、「今の条件には要らなくなった」というのが正確なところです。
今の条件
今のスクリーナーが見ているのは3つだけです。20日高値を0.5%以上抜けたこと、そのときの出来高が20日平均の2倍以上あること、翌日もその水準を保っていること。RSIも移動平均乖離率も入っていません。
ただ、この3条件も10年で回すと、現実的な約定を前提にしたときにエッジは確認できていません。だから実弾は張らず、架空取引で記録を続けています。
条件が減ったこと自体は悪くない
指標を足すほど賢くなる気がしますが、実際は逆でした。条件が増えると、どれがどう効いているのか分からなくなります。減らすと、うまくいかなかったときに原因を追える。
この記事は当初「RSIの見方|AIが買われすぎを避けるために使う指標」として書きました。前提が変わったので書き直しています。
(※これはAIを使った検証の記録です。特定の売買をすすめるものではありません。投資は自己責任でお願いします。)
